好きな歌を聴きながら

映画、パフォーマンスが好き。大学生が気の向くままに思ったことを書いていきます。

第一印象での正常と異常

 お久しぶりです。今回はインデントをつけるという新技法を身につけてきました。最近どこかでこんな話を耳にしたので、聞いてください。

 

 では早速いきますよ。。。ある殺人者が捕まったときに罪を逃れようと精神異常の振りをしたのですが、精神病院に入ったその後どう頑張っても正常だと認めてもらえなかったそうです。

 普通に振舞おうと自分の目線に注意してみるのですが、一点だけを見つめていると「何か変なことを考えているのではないか、やはり彼はおかしい。」代わりにきょろきょろしていると「明らかに落ち着いていない様子だ、麻薬の後遺症ではないか、やはり彼はおかしい。」

 どう頑張ってもダメでした。足を組むとどうみられるのか、腕組みをするべきか、手はどこに置いておくのが普通なのか、丁寧な紳士言葉と荒々しい言葉どちらを使った方が普通なのか。どちらも使っていたら、多重人格や、感情の起伏の荒い人だと思われてしまう・・

 その後どうなったのかは忘れてしまいましたが、この話では医者はどんな行動にも異常な要素を見つけ出し、それに理由をつけて精神病としてしまう。といったまとめになっていたように思います。

 

 これを聞いて日常における第一印象とは世間で言われている以上に大事なものなのではないかと思いました。

 この人なんかかっこいいと思ったら、なんでこんなに素敵なんだろうといい所を探してしまいます。さらに周りで「あの人かっこいいよねー」なんて言っていたら、実際以上にかっこいい人に見えるはずですし、その逆もあるはずです。また、外見のほかにも性格的なもので、この人ガツガツしてくるなぁ。と感じてしまうと、それ以降もちょっと引きながら話すことになりそうです。

 第一印象だけでなく、時間をかけて形成したものでも同じだと思います。例えばこの人は話聞いてくれないなぁ、というイメージを自分の中で強く持ってしまうと、彼との会話の中にそういう要素を少し見つけただけで、「やっぱりこの人は話を聞いてくれないから楽しくないな。」と思ってしまいます。もしかすると進んでそういう要素を探しに行って、実際より過剰な反応をしてしまうかもしれません。

 時間もたてばお互い成長しているんだから、色眼鏡かけないで今いるその人をちゃんと見て、「あぁ成長しているんだな。自分はそれにちゃんと気づけなかったなー彼も立派な大人になったな。」と思えるように、その人の印象を正しく判断して『上書き』できるように意識していきたいです。

 

 実際にやってみてその難しさに気がつきました。まだ僕には無理です。どうしても昔感じた要素が強めに入ってきてしまって、今の彼のことをちゃんと見れている気がしません。これをやる必要があるのかどうかは分かりませんが、周りが成長期なので定期的にそうしたいと今は思っています。

 

 今回は以上で終わりです、本当は題名にした「異常」について書こうと思っていたのですが、前々から書きたかった色眼鏡につなげてしまいました。価値観とか認識については何年も前から考えていますが、やはり人間関係において認めるということは大事にしたいですね。最近はいろんな関係も濃くなってきたので特に・・

 

読んでくださってありがとうございました!

また見てみてやってください♪

 

短編映画 blind を観て

blind - YouTube

 

4分ほどの短編映画を見て感動してしまったので紹介させて下さい。

この作品は原発事故によって汚染された東京を描いているそうです。

 

ネタばれに近いものを含みますので気になる方がいれば、すぐに済むのでので先に映像をご覧ください。

 

 

今回気になったのは世界観の統一というか、光と色遣いの美しさです。

無彩色に近い世界で暗い影を落としている中、ひときわ目立った原色の服を着た女の子に出会います。その後白い部屋に入って、ぼやけた回想シーン、ここでも始めは良く見えませんが、ぼやけ具合がだんだんマシになって最後にはかなり鮮明な笑顔が映っています。最後に出てくるのはごく普通の当たり前の色のある世界。

この最後の世界に色がついていることで、今僕らはいい場所にいるんだな。生きているんだな、と思えます。

 

感動したのは、2:36の ぱぱ のセリフ、僕はこういうのに弱いんで普通に泣いてしまいます。痛々しい傷を持った子供が、誰か分からなかったその少女が主人公の娘であり、自分のことを呼んでいる、そういうことに、その一言に驚きや虚無感の入り混じった気持ちを覚えました。

この一瞬の為に前半の前置き、つまりキャラクターや世界観、この子は何なんだろうという疑問へと誘導していく感じがきれいです。

 

小学校のころに、「物語文で雨が降っているという描写がありますが、どういう意味でしょう?」という問題を見て、「なんでもないでしょ。どうしてこんな問題に15点もあるんだ、雨が降っているからと言って主人公が悲しんでいるなんて馬鹿らしい」と思っていましたが、雰囲気を作る情景描写には言葉にし得ないものを託す無限大の意味があったんだろうな。などど今になってふと思ってしまいます。

 

あと、女子高生もガスマスクに装飾をしているのを見て、確かにこんな風になるかもしれない、共感しやすい良い発想だなぁ、と嬉しくなりました。

 

この映像の主題反原発だと思いますが、それに関しては今回は特に触れないでおきます。しいて言うとすれば、子供や笑顔をダシにしてどの程度関係あるか分からないもので共感を得て、感情移入させるやり方は上手いけど少しずるいと思います。

 

読んで下さってありがとうございました。

 

チーム解散

先日2日間連続でパフォーマンスをする機会があったのですが、もうすぐ卒業する人もいるので、それを最後にチームを解散することになりました。そんなわけで今日は洗濯物を回している横で、初めて日記っぽい日記を書いてみます。

 

最後なので…ということで一番得意としていたパートを舞台に向けて新しく作り直しました。今回の目標は2つでした。

・練習期間が1月ほどしかないが、ミスの無い演技をする

・集中していないとミスをするような技を入れてみる

 

1つ目に関してはご理解いただけるとして、2つ目を少し話させて下さい。この今回選んだ技で一つ難しいものを入れました。練習中では大抵決まるのですが、手元で細かい動きをする技をするため、ちゃんと本番中に失敗しないように意識しながら技を繰り出さなくてはいけません。

ずっと練習しているうちにだんだんそれが体に染みついて失敗などしないようになるのですが、今回は今の自分にとってそうなりにくいものを選んだとも言えます。

僕は本番に弱いというか、本番で普段以上の力を出してしまうタイプではなく、普段やっていることで精いっぱいになってしまうので、今までは難易度の低い trick しか入れてきませんでした。

そんな中、今回の目標はそんな本番でもちゃんと集中するべき時にしっかり意識して集中することです。今後の舞台で難しい技を安心して出すための第一歩と思って練習してきました。

 

結果から言うと本番では2日間とも無事決めることが出来ました。その trick の前後のパートに少し余裕を持たせたこともあるのでしょうが、その付近になるとそろそろ集中しないといけないぞ~とちゃんと思えたのです。

 

これは今後のための、かなり大きな自信につながりました。技を安定させる過程で考えてきた練習方法や、その技の前に余裕を持てると安心感が違うことなど多くのことを学べました。

 

1つ目のノーミスの演技に関しても、この程度の流れなら今ある技術力ですぐに安定することも分かりました。これから来年の3月末あたりにあるイベントに向けて、また別のチームで新しく作っていくのがとても楽しみです。もうみんな大人になったのであの時みたいな小さな喧嘩をしたくないなぁ・・(ぶつかり合うことも大事だと分かってはいるのですが)

 

そういうわけで、これからも練習頑張るぞ-!

またねっ!

言葉にしてしまうという恐ろしさ

こんばんは。

 

ちゃんと人に伝わるような文章を書こうと思って始めたブログですが、今日でそろそろ1か月になります。そして、それを進めていく中で面白いことを見つけました。タイトルにある通りになりますが、『言葉にしてしまうことの怖さ』です。どんなことを思ったかを簡単に書いていきます。お時間があればどうぞお付き合いください。

 

早速ですがこの話に関係のある、とある名言を紹介します。

『言葉が変われば、行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる』というものです。有名なのですでに知っているのではないかと思います。

 

 

これはつまり、使う言葉や、小さな意識を少しずつ変えることで人生に多大な影響を与えるというものです。今回僕が思ったのは、これに近いことで、言葉にすることによって自分の考えががその言葉に近づいてしまうというものです。

当たり前のように感じるかもしれません。例えば『あの子可愛いよね~』とか『僕は嵐の曲が好きなんだ』と言っていると、本当にそうなるということです。

 

 

ここで一つ気になったのは言葉では自分の思っていることを100%表現することはできないということです。

例えば、僕が音楽を好きな理由を言葉にしようとすると、「気分を変えられる」「良い言葉や表現に出会える」「恋しているような気分になれる」といった具合になります。そして、僕が音楽を好きな理由は1つ目のもので、これが一番しっくりきます。

ただ、僕が音楽を好きな理由はこれだけではありません。他にもいっぱいありますし、今の自分では気が付いていない良さも、もしかするとあるかもしれません。(きっとそれはきっとよく似た好きなものに出会った時などに気付くのでしょうが・・)

そんな中で僕が音楽を好きな理由を先ほどのように言葉にしてしまうことで、自分の中にその考えを強く自ら刷り込んでしまう様な気がします。それだけではありません。それ以上の思考を止めて、自分の中のもっと大切な何か、まだ気づいていない何かに蓋をしてしまうような気がするのです。

 

自分が考えているのこと中のたった一つでしかないものが、気が付けば自分の核になってしまうようで不安に感じたので気になってこのようにメモしてみました。

価値観とは荒削りであれ何であれ、ひとまず自分の考えはこれだと思うものを見つけるだけでできるんだなと思いました。

 

 

 

もう一つ、自分の好き嫌いだけではなく自分の感情は完全に表現できません。

「ずっとあなたのことを誤解してた。ごめんなさい。」と言われた時の嬉しさと照れと、安堵感、過去に対する喪失感や諦めなどの入り混じった感情。このように激しく高鳴った気持ちは表現しようがありません。

それに対してただ、楽しかった。とか辛かった。なんて文字にするわけにもいかず、定量的に嬉しさ〇〇%なんて言ったってその感情は本物でもなく、来月の僕が再現することはできないと思います。

 

そう思うと、ふと、自分は今を生きているのだな。とか、このもやもやをどうしてやろうか。などとワクワクしてしまいます。

今はまだ表現しきれない気持ちや考えを言葉にせずに、お腹の中に飼っておきたいと思います。少しの間はこれ以上何者にもならずに、本物の自分を探すぞー!

とりあえず、多感な今のうちに多くの感情や行動を経験してみます。無理だと思うけど、語彙を1000倍くらいに増やしたいな。(こういう適当なことを言うとそれが自分の核(やることリスト)に入ってくるから良くないと知りながら・・)

 

今日はこれで終わりにします!ありがとうございました。

良い作品とはどんなものだろうか・・

文化祭の季節も過ぎつつある中、僕は今新しい作品を作ろうと模索している途中です。

 

今回は僕の思う「いい作品」について書いていこうと思います。僕自身のメモにもなっていますが、お時間があればお付き合いください。

 

あまり意味はないですが、僕の好きな作品をすぐ下に載せておきます。5年ほど前のものですが、今になっても学ぶことがいっぱいあります。


Robot boys semifinale - YouTube

 

まず、作品といってもいろいろあります。例えば、彫刻のように完成された時間変化しないもの、映画や演劇のようにストーリーがあり感情が動いていくもの、ダンスや音楽のように少し抽象的で短いもの。

この中で今僕が作ろうとしているのは、5分ほどのダンス作品のようなものだと思ってください。それを作っていく中で良い作品の条件を大事だと思うものから書いていきます。

 

・変化のあるもの『緩急』

5分という時間の中で見飽きないもの。つまり緩急をつけることです。あるところまでは意識的にゆっくりと動いて、その後は ササッ と早い動きをします。ずっとのんびりとした動きばかりでは見ていて退屈してしまいますし、ずっとテンポよく動いてしまうと情報が飽和して「盛り上がって、なんかすごいけど、よく分からなかったなぁ」と見ていてしんどくなるように思います。

ずっとゆっくり動くと思っていたものが ササッ と動くことに小さな驚きや快さ感じることができ、ずっと集中して見れるものになるのです。

 

 

・変化のあるもの『新しさ』

変化はスピードだけではありません。

例えば、体の動かすパーツを変えたり、使う技の種類を変えたりすることで同じように変化をつけることが可能です。同じようなパートは作らないとか、似たようなパートにするとしてもそれをする中で見せたい(強調したい)ものを変えたり、位置を考えて既視感を作らないようにするができると思います。↑一番言いたかったことです。

また、新しい小道具や別のパフォーマーを出してきたりすると、今までの流れを一度断ち切るのでお客さんが再集中できるようになるのです。

 

 

・作り手の好きな瞬間があること

何かを作るということは、自分の中で好きな瞬間をお客さんと共有する為にある、なんて言ったら過言でしょうか・・・?

「この瞬間どうよ?不思議でしょ?面白いでしょ?かっこいいでしょ?感動した?」なんて、そのような瞬間を見つけた時に、見る側としてそれ以上嬉しいことはありません。その時には本当に舞台の上の人が輝いて見えます。

それはもう、上手いか下手かに関わらず、この人頑張ったんだなぁ、いい感性してるなぁ。素敵だなぁ、と、ついドキドキしてしまいます。

具体例:音合わせ、足元の動きや姿勢、演者の交差する瞬間、テンポの良さ 等です。

 

・すごいことをやっている

すごいことをやっているものはやっぱり面白いです。例えば、それは技術的に難しいものかもしれないし、「こんなことできるなんて!」と驚くようなものかもしれません。もしかすると、「こんなに美しい形を表現できるなんて!」というすごさもあると思います。

 

・知的

これはさっきの作り手の好きな瞬間の一つかもしれませんが、よく練られているなぁと感心してしまうものです。

例えば、伏線のように最初から出ていたものが途中の大事なものにつながっていたり、漫才の オチ のようになるほど!と思わずうなってしまうものです。

お客さんが見て、分かった!と思えることは満足感を大きくする理由の一つとなるはずです。

 

今回はこれで終わりにしましょう。読んでくれてありがとうございます。

またみてね!

 

アリエッティと音楽

少し前に映画『借りぐらしのアリエッティ』を見た時のことです。

一緒に見ていた友人に「この映画は曲が良いんだよ~」と言われたので、その後こっそり1人で、曲の流れる場面を見直してみました。

 

せっかくだから曲の流れはじめから全部聞こうと意気込んでいたのですが、不思議なことにいつの間にか曲が始まっていました。

 

「この曲は静かな感じだから最初は聞き逃してしまったんだろう」と思ってもう一度聞いてみたのですが、どうも曲の鳴り始めが分かりません。確か次の曲の歌詞なしバージョンだったと思います。


Arrietty's Song / Cecile Corbel ( セシル・コルベル ) - YouTube

 

もう一度聞いてみた時にやっとわかったのですが、曲の始めが足音と重なっていたんです。詳しくは覚えていないのですが、足音が鳴って、そのドンドンという音にいつの間にかハープの音が重なって・・・という感じだったと思います。

何度も見てこれに気付いた時に感動しました。見ている側が無意識の内に、場面を盛り上げる工夫がこんなに綺麗になされているなんて!

 

最近になってなんとなく映画の見方が変わってきたような気がします。

少し前まではストーリーを追うのに精いっぱいだったのですが、少しずつ気付けることが増えてきました。

箒星のPV シンクロ

お久しぶりです。

今日は趣味のパフォーマンスについて、面白いなと思ったものを紹介します。

題名にある通り複数人がシンクロしているというものです。

 

良いシンクロとは、みんながただ同じ動きをしているだけではなく、ずっと見ていても飽きない綺麗さが潜んでいるものだと思います。

 

例えば次の有名曲の箒星3:02~をご覧ください。


【PV】箒星 - MRCHILDREN - YouTube

見ての通り日常の生活になじんだ動きを大勢でやっています。

この動きはどこを取っても好きなのですが、特にわかりやすい部分を抽出して説明とともに書いてみます。

 

・女性がタオルを左に振って右に振りなおす動き(3:12~)

普通に動くだけではこまごまとしてしまって美しく見えないものです。

しかし、この場合では普通にタオルをとって掛けるだけではなく、それを大きくしかも早く動かすことでシンクロを強調するワンポイントになっていると思います。

 

・かけたタオルに手を当てるところ(3:14~)

これは特に目につく動きではないのですが、思ったことがあるので書いてみます。

例えば僕がタオルをかけた時、普段なら手でポンポンと2回ほどたたくのですが、今回そのようにはなっていません。

もしそんな小さい早い動きをしたときに少しでも合っていなければ、バラバラで乱雑に見えてしまいますし、動きが合っていたとしても小さなもので綺麗に見えないように思います。

このPVでは手を添えるという動作にして見やすくしています。

 

・男性の壁に掛けた足の動き(3:26~)

個人的にこういった1つのパーツのみが動いているものってすごい好きなんです。日常生活では絶対に起こらない動きが起こっていると思うんです。

 

例えばこの人の場合、左足、右足、右足、左足と動いています。お気づきでしょうか。同じ足を連続して右、右と動かしています。実際に今やってみるているのですが、ダンスっぽい不思議な動きになります。

 

他の場所を固定してある場所だけを動かそうとすると自由度が減ってしまうので単調にしないために、普通でない、ひねりを入れた非日常の動きになります。こうした動きはダンスだったり、舞台の上でよく繰り広げられているのをよく見かけます。

 

細かくみるとこんな感じになるのですが、他にも大まかに列挙すると

・大きな動きが多い(全身の伸び縮み、くるっと一回転する)

・メリハリついている(ゆっくり動いている部分が多いが、ふと素早い動きが一瞬入るなどして、間延びしない)

・音にあっている(曲のカウントにあっていることはもちろんなのですが、歌詞に合っている動きを見つけられるとこだわりが見えて嬉しいです。)

 

5:06~に大人数での演目がありますが、こういったマスゲームはまた別の機会に書きたいと思います。

 

未熟ながら自分の好きな分野について書いてみました。

おしまい!