好きな歌を聴きながら

映画、パフォーマンスが好き。大学生が気の向くままに思ったことを書いていきます。

アナと雪の女王鑑賞

『アナと雪の女王』ミュージック・クリップ:Let It Go/エルサ(松たか子) - YouTube

 

先週ディズニーの最新映画アナと雪の女王を観てきました。

実家に帰ってのんびりとしていたらMステでその特集をやっていて、このグラフィックの綺麗さは映画館で観ないともったいない!と思い10分もたたないうちに映画館に予約して妹を引っ張り連れてきました。

 

ディズニー映画で王女の話となるとある程度決まった筋書きがある気がしますが、今回はちょっぴり普段と違うように感じたところもあったのでネタバレを多く含みながら書いていきます。まだご覧になっていない方はあまり見ないほうが良いと思います。

 

・主人公が2人

主人公は妹のアナで、プリンセスらしく恋愛に携わるのもこの子なんですけど、感情的に複雑で大きく成長するのはむしろ姉のエルサの方です。アナは映画の中で成長している様子があまり観られませんが、シーンの少ないエルサはその中でしっかりと苦悩や感情の変化が読み取れました。大事なシーンではエルサはよく出てくるので、ちゃんと読み取れるのは当然な気もしますが、主人公でない方をこんな風に最低限の時間でしっかり描ききるのってなかなか難しいんじゃないかなと思います。

 

・悪役がいない

アラジンだったらジャファー、アリエルだったらタコの魔女という風に「あ、こいつは悪いやつだ」ってのがいると思うんですけど、今回は不思議とそういうキャラはいませんでした。

そういう相手がいると子供を相手にしているディズニーとしては、何と戦うかがはっきりして主人公やその仲間に感情移入しやすいと思うのですがそうしなかったのはちょっと新鮮に感じました。今回のテーマは「自分との闘い」といったところでしょうか。

 

・婚約が映画の序盤で決まる

今回、アナは王子様と出会ってすぐに婚約します。正しい時間は分かりませんが、120分あるうちの40分の時点でその約束が終わっていたのではないでしょうか

ディズニーのお姫様映画は、色々な障壁を乗り越えて、最後にやっと安心して王子様と結ばれるという素敵な、まぁ観ているとなんか歯がゆいような終わり方が安定なんですけど、それが、その婚約シーンがまだ半分もいっていないうちに終わってしまった、ここからどうするんだろうという気持ちで観ていました。最終的にはやはり上手いこと結ばれるんですけどね。

あと、主人公が能天気なのはよくあることですが、こうも出会ってすぐに王子様と婚約までいってしまうとちょっとビッチ過ぎないかな。と思ってしまいました。

実はこの婚約のシーンでこの映画は他のディズニーと違うなと感じて、上に挙げた悪役がいないということも思いつきました。。。先ほど悪役はいないと書きましたが、癪に障るキャラとして大臣が書かれていましたね。あまり出てこないし大きくストーリーに影響を与えるわけではないので忘れてしまっていました。彼は癪には触るものの、やはり他の作品の、最初から登場する大物のキャラクターとは扱いが大きく違い、アクセント程度にしかなっていないと思います。

 

ぱっと思いついたことは以上なのですが、なんとなく同意していただけるのでしょうか。先日自己プロフィールに恥ずかしながら「ディズニーが面白くて興味のうちの一つ」と書いたのでそのプロフィールの応募締切である明日までになんとか映画を見ておきたいというのも観に行った理由の一つでした。書類選考受かってるといいな・・・

やはり映画館で見ると迫力が全然違いますね。グラフィックも美しいし、音も大きくて圧倒されました。ストーリーも分かりやすく、クライマックスの感動への持って行き方はさすが、子供たちが後ろでずっと泣いていました。ポケモンのミューツーを思い出しますね。細かいところも練られている部分がいっぱい見つかって満足です。次DVDで借りてきたときにちゃんとチェックしたいなぁ~

嫌がっていた妹も楽しかったようで、満足してくれてよかったです。