好きな歌を聴きながら

映画、パフォーマンスが好き。大学生が気の向くままに思ったことを書いていきます。

ポスター発表

先日初めてポスター発表というものを行ったので、久しぶりの更新も兼ねてその感想日記を書いてみます。

 

ポスターにまとめたのはここ6か月ほどの研究内容で、身長ほどのA0のポスター1枚に印刷し、そのポスターの前で2時間待機し先生や下回生の質問に答えるという形式でした。相手が来た時に実際にやったことは、5分ほどで全体の説明をする、10分ほど質問に答える、最後に一言これからの指針についてのアイデアや、今回の研究のご意見をいただく。という形です。まだ若い、研究初めの発表者ばかりで、完全に身内向けのものでした。

 

僕のやった実験は基礎実験に近く、新しく手に入った機械がどの程度動くかという性能をチェックし、その性能チェックの方法やそれに際して必要なデバイス開発といったものでした。なので、最先端の技術をどんどん進め、新しい技術を作っていくというものではありません。

そのため、発表時の最後に言っていただいた言葉の多くは、思っていた良い性能の機械だね。この多くを一人だけでやったのはすごいね。十分な結果だ。といったもので、その時は少し嬉しかったのですが、今思えば、この解析が不十分だ。とか、これからこんなことは言えないはずだ。といったより高いレベルの意見をいただくことはできませんでした。

できればもっと突拍子の無い新しいことに挑戦してみたい。まだまだ知識が足りないのでいままでに行われていた研究や最新技術の勉強をしないといけないですね・・

せっかくまだ時間があるのでちゃんと一生懸命やって、自分の面倒を見て下さっている先生には認められるようになりたいです。

 

ポスター作製において今後気を付けたいことをメモします。

・概要の流れを分かりやすく

概要や、その流れだけが分かりやすければ今回のような身内でのポスターは十分だと思いました。概要説明に必要なパートごとに分けて書いていたのですが、5分の概要説明をするにあたって、見てほしい部分はポスター全体の半分ほどしかなく、それをもっと強調するような書き方をしたり、もっと見やすい形にする。説明時に大事なワ文字を色変えるなどして意識に残るようにする。複数実験をしたならば、それにどういう関連性があるのかが分かればとっても見やすくなると思います。

 

・細かい内容や難しい部分はカットして口頭で説明。

細かい説明を書いていても滞在時間は短いので、ちゃんと見てもらえませんでした。聞かれた時に説明するために、口だけで説明するには難しい解析に使ったグラフやその方法などを、細かく書いていたのですが、その必要はないと思いました。実際、解析のフィッティングに用いたグラフや方法に関しては全く聞かれませんでした。僕の研究で大事な点や精度を求められるところがそこではなかったというのも大事な要因なのでしょうが……オリジナリティがそこにあったので少し残念です 笑

今回の規模では多くて3人程しか相手にしないので細かいことを聞かれたらその場で説明すれば十分かなと思います。

 

 

・図、表は見やすくコンパクトに

実際にポスターの前に立ったときに自分がどんな言葉で研究内容を説明するかを考え、その時に使う図やグラフは分かりやすく説明するワードがそれに入っていて認識しやすいように。ぱっと見ただけでこれは何を表していて、そこから何が言いたいのかを分かるようにする必要があります。

これは例えば縦軸が何を表しているのか、その数字がどのような価値があるのか(大きいのか小さいのか)などを説明時に指さしながら口頭でいうのですが、その時の理解を早めるようなものにしたいです。

自分は開発したデバイスを左から順に並べて専門用語でその説明をしていたのですが、それをぱっと見で理解することは難しく、初めて見る人を意図したものではなかったな。と今になって思います。

 

・図や写真を多く入れる

説明するにあたっての視覚情報は大事です。これがこうなって、このようになったので・・と長々文字で書くのではなく、パッと数字のグラフにしてしまったり、デバイスの写真をのせてあげるとその雰囲気が分かるので口頭説明で補足してあげるだけでその使い方が簡単に分かります。あと、文字ばっかりのポスターよりも図などが多い方が、絵本みたいにとっつきやすいかなぁ。と思います。

 

大雑把に以上になりますが、一言でいうと初めて見る人にとってカオスなものとならないものというのを全体を通して意識すればいいと思います。初めて見る人は本当に何がなんだか分からない状態からのスタートですからね。

個人的に余白が多いのがすっきりしていて好きだったり、色のコントラストが強いのは目がちらついて嫌いなど、細かくは色々ありますが、好きなようにレイアウトする作業は自分の色が出るので楽しかったです♪

 

もうひとつ、本番の直前に普段使いの手帳にカンぺを書いて持って行きましたが、1度だけ使えました。デバイスの性能や、それに用いられているものの説明や正式名称などを書きこんでおけば安心して質疑応答に挑めますよ。説明するときにちょっとしたことをその場で書くこともできますし。

 

それではまた!