好きな歌を聴きながら

映画、パフォーマンスが好き。大学生が気の向くままに思ったことを書いていきます。

自信をもっていきたいなー 『お受験』を読んで

最近勝負事が多く、自信を無くしそうなことも多々あります。特に新しい人との出会いの中で、自分の素量を図られることが幾度かありました。

こういう時に相手が見ていることの一つに、彼が自信を持っているかどうかがあると思います。なんとなく誰かと話した時の雰囲気で、コイツできるなって感じるときは、彼が声をしっかり張れていると感じた時か、何か一本芯の通ったものを見つけられた時ではないでしょうか。

 

自分の素量が見られる直前にドタバタしても、その人のポテンシャルは大して変わらないですよね。そういう直前のタイミングで、僕は昔読んだ小説『お受験』を思い出して、これでもかってくらいに自信をつけるようにしています。

 

もう半年以上前に読んだ本なのですが、かなり印象に残っていて、最後の一言を思い出すととんでもなく自信が出ます。そんなわけで、今回は一色伸幸さんの『お受験』のあらすじを書いていきます。ネタバレも多く含みますので、もし万が一今後読まれる方はご遠慮ください。。。たぶん大丈夫だと思うので進めますね。

 

『お受験』が出版されたのは今からちょうど15年前で、時代背景はその頃のもので書かれています。主人公は嫁と小学校入学前の娘と3人で暮らしている、衰えを感じつつある中年サラリーマンです。彼はもともとマラソン選手でした。入社後もマラソン部に入り、営業を半分こなしながら毎日お昼過ぎ3時からのマラソンの練習を欠かさず、会社のスポンサーで収入を得ています。

 

 

そんな彼は昔からずっと体育会系、頭の回転は悪く、馬鹿みたいな一生懸命さが取り柄。妻は育ちが良くいわゆる教育ママ。5歳の一人娘に小学校受験をさせて娘の将来を安定させたものにしたがっています。 

 

でも父は『小さいころから受験勉強なんてかわいそう。もっとのびのびと育ててやろうよ』と受験にあまり乗り気ではなく、娘も娘であんまり勉強熱心でないのか、塾の宿題もなかなか手を付けない。

 

そんな中訪れた父の突然のリストラ、もうマラソンでは生きていけないと感じ、色々あきらめて別の職を探すもなかなかうまくいかない。仕方がないから母がパートを始めることとなる。暇な父は娘の塾への送迎をして、今まで触れてこなかった娘の気持ちを知っていく。

 

父はなんとか昔の友人のつてから職を見つけ、慣れない作業をしながら働き始める。なんだか自分が自分ではないように感じていたそんな中、ふと見つけたマラソン全国大会応募のチラシ。

 

 

“これを俺の最後のレースにする”

 

 

年齢的にもマラソンを続けるのが厳しくなった彼は、そう言って大会に向けて練習し続けた。友人たちの支えもあってなんとか本番を迎えられそうだと思ったが、マラソン大会当日が娘の小学校受験の親子面談とかぶってしまった。

 

 

 

父親が頑張っていた間に、勉強嫌いだった娘も友人との関係の中で思うことがあったのか、いつからか受験に向き合うようになっていた。

 

元々受験に反対だった父と、母娘は対立して大ゲンカ。母親は学校の面談で両親が参加しないと受験で不利になるから参加してほしいと何度も訴えたが、父親にとってその日は今までのマラソン人生と決別するための大事なレース。どうしようもない時間を過ごしたが、結局すれ違ったままマラソン大会の当日を迎えることとなった。 

 

 

父親はマラソン大会の会場でスタートの音を聞き、トップで走行を続けていた。

ただ、走っていて考えてしまうのはもうすぐ、父親不在で面接を受けてしまう娘のこと。なんであの子はあんなに嫌だった受験を頑張る気になったのだろう・・・

 

そう考えているときに思い出した塾に行くときの娘の多くの行動。娘が幼いながらに初恋をし、彼と同じ学校に行きたいがために一生懸命に、嫌いな塾に通って勉強を頑張っていたのだと。。。

 

それに気付いた彼は急いでコースを外れ、ルートを変更。お金も持っていないので電車に乗ることもなく走って娘の受験会場へ。

 

一方で父の不在にイライラしながら母は娘と共に3者面談を始めることとなった。一生懸命頑張る娘だったが、なかなか面接官の問いに適切な受け答えが出来ずにいた。母親が落胆しているときに、教室の外から聞こえた『お引き取り下さい。どういうことか事情を説明してください』という声。そんな声を引き連れて父親の登場。

 

『娘の父です。遅くなりましたが今からでも入ってもいいでしょうか?』という父の言葉に顔をしかめる面接官。出来の悪い娘によく分からない親だな。という雰囲気。

 

でも娘は父の登場に大喜び。母親も安心した表情になる。母親は過去の喧嘩したことなどを思い出し、いろいろと感じることがあったのか、少し困ったように恥ずかしそうに、驚きつつ喜んでいるようでもある。

 

この瞬間に今までバラバラだった家族の気持ちがつながったんだ。すれ違いを続け、どうしようもなかった家族が、娘の受験合格、その為だけにここに集まっている。3人家族がようやく揃い、同じ目標達成に向かっていく。

 

父は面接で上手くしゃべる自信はないが、昔は様々な大会で成績を収めてきた経験もある。芯はしっかりしているので、どんなことでも聞いてこいといった表情。やっと3人が1つになって、面接官との対話を始めようとした瞬間。父は心の中で思ったことがある。きっと母も同じ思いだっただろう。この本は次の言葉で終わっていました。

 

 

“さぁ、俺たちに点をつけてみろ”

 

 

 

個人的には死ぬほどドキドキした本です。

バラバラだった仲間が一つになった瞬間。同じ目標を持てた時にはとてつもなく強いパワーが生まれると思うのです。

きっとこの3人はこの受験に合格しても不合格でも、もうそんなことは関係ないくらいに強い絆で結ばれるんだろうな。きっとどんな困難が待っていても、一緒に頑張っていけると思うんだ。いいなー。かっこいいなー

 

 

俺らはやれるだけのことをやってきた。紆余曲折もすれ違いもいろいろあったけど、もう大丈夫。今の俺らがいる。

ちょっと問題があったって、絶対解決してみせるさ。飾ることなんて何もない。どっからでもかかってきなよ。

 

そんな自信が伝わってくる一言です。

 

 

“さぁ、俺たちに点をつけてみろ

 

 

勝負事の前に、良かったらこんな風に気持ちを高ぶらせてみてはいかがでしょうか。

 お勧めの一冊です。

舞台の準備

雑記になりますが、ここ2週間ほど新しい動きに体を任せて授業中もずっとそのことばかり考えてしまいます。近日勝負の時が来るのでその前に少し思っていることを書いてみます。

友人と相談してちょっと大きめの舞台を作ってみたいという話が進んでいます。いままで自分のコミュニティでやってきたことを全部投げ込んで一生懸命やっていきたいと思っています。

 

1年ほど前までは新しい動きが周りに多くワクワクしていたのですが、最近は自分の住んでいる関西において活発な流れをあまり見かけなくてなってしまいとても悲しいです。せめて積極的に動ける人を一定層、この舞台を通じて増やしていけたらと思います。

 

前々からあったらいいなと思っていたけど実行に移せなかった舞台という形でちょっとでも後押しできたら嬉しいです。念願の舞台もできるので一挙両得です。優秀で頼りになる友人が多く、成功する自信はたっぷりなので、彼らを信じて、お互いに引っ張り合って、みんなで目標にぶつかっていきたいですね。来年は個人的に忙しくなってしまうので、やるなら今しかないんです。

 

ただお金のことなど不安な点もあります。一番最初の動き出しが運に任されてしまうのがとっても辛いです。そうはいうものの、最初さえ上手くいけばあとはなんとかやっていける気がします。モチベーションとなるものを書き出すときりがないのですが、一つ何か書くとしたら、もっと完成された綺麗なものを、身近に感じるところで観てみたい。

 

良い流れが来ることをただ祈っています。久しぶりの神頼み~!

深追いしないでおこうとは思っていたが、安っぽい文章になってしまった 笑

アナと雪の女王鑑賞

『アナと雪の女王』ミュージック・クリップ:Let It Go/エルサ(松たか子) - YouTube

 

先週ディズニーの最新映画アナと雪の女王を観てきました。

実家に帰ってのんびりとしていたらMステでその特集をやっていて、このグラフィックの綺麗さは映画館で観ないともったいない!と思い10分もたたないうちに映画館に予約して妹を引っ張り連れてきました。

 

ディズニー映画で王女の話となるとある程度決まった筋書きがある気がしますが、今回はちょっぴり普段と違うように感じたところもあったのでネタバレを多く含みながら書いていきます。まだご覧になっていない方はあまり見ないほうが良いと思います。

 

・主人公が2人

主人公は妹のアナで、プリンセスらしく恋愛に携わるのもこの子なんですけど、感情的に複雑で大きく成長するのはむしろ姉のエルサの方です。アナは映画の中で成長している様子があまり観られませんが、シーンの少ないエルサはその中でしっかりと苦悩や感情の変化が読み取れました。大事なシーンではエルサはよく出てくるので、ちゃんと読み取れるのは当然な気もしますが、主人公でない方をこんな風に最低限の時間でしっかり描ききるのってなかなか難しいんじゃないかなと思います。

 

・悪役がいない

アラジンだったらジャファー、アリエルだったらタコの魔女という風に「あ、こいつは悪いやつだ」ってのがいると思うんですけど、今回は不思議とそういうキャラはいませんでした。

そういう相手がいると子供を相手にしているディズニーとしては、何と戦うかがはっきりして主人公やその仲間に感情移入しやすいと思うのですがそうしなかったのはちょっと新鮮に感じました。今回のテーマは「自分との闘い」といったところでしょうか。

 

・婚約が映画の序盤で決まる

今回、アナは王子様と出会ってすぐに婚約します。正しい時間は分かりませんが、120分あるうちの40分の時点でその約束が終わっていたのではないでしょうか

ディズニーのお姫様映画は、色々な障壁を乗り越えて、最後にやっと安心して王子様と結ばれるという素敵な、まぁ観ているとなんか歯がゆいような終わり方が安定なんですけど、それが、その婚約シーンがまだ半分もいっていないうちに終わってしまった、ここからどうするんだろうという気持ちで観ていました。最終的にはやはり上手いこと結ばれるんですけどね。

あと、主人公が能天気なのはよくあることですが、こうも出会ってすぐに王子様と婚約までいってしまうとちょっとビッチ過ぎないかな。と思ってしまいました。

実はこの婚約のシーンでこの映画は他のディズニーと違うなと感じて、上に挙げた悪役がいないということも思いつきました。。。先ほど悪役はいないと書きましたが、癪に障るキャラとして大臣が書かれていましたね。あまり出てこないし大きくストーリーに影響を与えるわけではないので忘れてしまっていました。彼は癪には触るものの、やはり他の作品の、最初から登場する大物のキャラクターとは扱いが大きく違い、アクセント程度にしかなっていないと思います。

 

ぱっと思いついたことは以上なのですが、なんとなく同意していただけるのでしょうか。先日自己プロフィールに恥ずかしながら「ディズニーが面白くて興味のうちの一つ」と書いたのでそのプロフィールの応募締切である明日までになんとか映画を見ておきたいというのも観に行った理由の一つでした。書類選考受かってるといいな・・・

やはり映画館で見ると迫力が全然違いますね。グラフィックも美しいし、音も大きくて圧倒されました。ストーリーも分かりやすく、クライマックスの感動への持って行き方はさすが、子供たちが後ろでずっと泣いていました。ポケモンのミューツーを思い出しますね。細かいところも練られている部分がいっぱい見つかって満足です。次DVDで借りてきたときにちゃんとチェックしたいなぁ~

嫌がっていた妹も楽しかったようで、満足してくれてよかったです。

 

自己PR と 興味分野の奥深さ

一昨日ほどちょっと興味のある所に小さな応募をしてみることにして

自己PRというものを書いてみました。

 

就活で言うエントリーシートのようなもので

なぜその分野に興味を持ったか

自分は今までどんなことを成し遂げたか

そんなことを書くわけですが

意外と難しい。

 

興味のあることはたくさんあるし

その中から得たことも少しくらいなら書ける。

でも、何か一つに的を絞って

その点をPRするとなると

もっとそれについて深く知っておく必要があるし

一回自分でその分野に飛び込んで

その分野の人の話を聞いたりやってみたり

経験してみないといけないんだな

と思いました。

 

深く知らないと意味がないなんてよく言われるようなことかもしれませんが

実際にそう思ったことって初めてで

自己PRをするためにはもっとちゃんと

取り組まないといけないということに気付きました。

 

あなたがちゃんと語れることってなんですか?

何百時間もかけてやってきたそのことを

たかだか3時間くらいかけて

じっくり自信を持ってその奥深さを語れますか

ってそんな風に聞かれてる気がして

まだまだ頑張らねば

と思いました。

 

何か新しいことを始めようとした時に

いろんなジャンルの知り合いがいて

相談に乗ってくれるのでまだまだチャレンジできそうです!

 

P.S.最近は英語をちょっと頑張っています

とりあえずはTEDを毎日聞くぞ~!

落語


立川志の輔 「死神」 - YouTube

 

前回のブログ更新から29日がたちました。月に一度くらいは更新しようと思っていると、本当にその程度しか更新できないところに、人の弱さのようなものを感じてしまいます。

 

最近は落語にはまっています。母親が好きで聞いていたようで、CDが僕のパソコンの中にも入っていました。ふと作業の横で流していたら、思った以上に面白かったというもの。皆さん落語ってご存知でしょうか。

 

僕も最近いろいろ調べ始めたのですが、落語ってだいたい30分から60分ほどのものなんですよ、最初の5分はいわゆる マクラ という導入部、最近私はこんな体験をしたとか、一般に人間とはこんな風な経験があるものですよね。なんて話に笑いを混ぜています。

残りの部分が全部本題です。昔、泥棒の鼠小僧という人がおりまして・・とか、緑の窓口の駅員さんに起こった一日の出来事を面白おかしく話してみたり。最後には オチ をつけて上手く話をまとめ、笑いを誘います。

 

その落語を聞いている中で面白いと思った部分を書いていきます。

 

〇導入部(マクラ)が誰にでも受ける

マクラの内容は一般的なもので、誰が聞いても『なるほど』とうなずける、あるあるネタなどを用意しています。ここでの話は日本人なら誰しもが共感する言葉を適切に並べています。日本人の性質や考え方をシンプルに的確についているよう、最近のお笑いよりもよっぽど共感できます。1人でぼけて、1人で突っ込んで、それでいて面白い。こんな話が少しでもできるようになったら、日常会話の幅も広がっていいんじゃないかなぁなんてことも思います。

 

〇本題での声の使い方

本題に入ると話し手はいろんな人を演じ分けます。おばあさんを演じるときはかすれた声を出し、男性を演じるときは力強い声、子供の時は少し舌足らずな高い声、中年女性の場合は大阪のおばちゃんのようなガツガツした、それでいて女性らしい話し方になります。声を出すだけでその人のキャラクター、人となりを伝えられるのってすごいですね。

僕は昔からカラオケだったり、普段の話において声色を使い分けれる人ってかっこいいなぁと思っていたのですが、落語家の方はその点においてもうこれ以上のものはないと思いました。かっこいい!

 

〇マクラと本題のつながり

マクラでは最近あった話を、本題では江戸時代に起こった話をする、なんていう場合は前半と後半で全然話の中身が違っています。それなのに面白い話だなぁなんて聞いているといつから本題に入ったのか分からない。不思議です。何度もその箇所を再生してみると、キーになるフレーズからいきなり流れを持って行ってるんですね。この部分に違和感を持たせないこともすごい。

それだけでなく、マクラの部分と本題でキーワードが重なっているのもすごい。落語全体を通して「人の運」だったり「人間の欲」だったりをテーマにしていたりするんです。

また、動画を探していると、同じ本題の話なのに、中心となる話は同じものなのに、全然違うマクラを準備していて、そこから違うキーフレーズをもとにいきなりそれぞれが同じ本題に入っていくというのもを見つけました。やぁ・・かっこいいですね。

笑いを取るだけでも大変なのに、こんなに作りこまれているなんて、もう伝統芸能の歴史の重みのようなものを少し感じました。

 

 

〇落ちのつけ方

漫才でもよく思うのですが、落ちのつけ方にはパズルのピースがつながったようなすっきり感を覚えます。というのも、落ちというのはその話の集約したもので、最初の方に何度も出ていたセリフを最後にもう一度使ったり、途中に出てきた大事な話をもう一遍引っ張ってきたり。話全体の余韻を楽しめるような、『そこを持ってくるか!なるほど!』という嬉しさがあります。

最近は、この話にどうオチをつけるんだろうと思っていた漫才で最後、テンションでごまかすように大声で『あーもうええわ』とか言って強引に終わらせているのを見ると、まぁやむを得ないな。と思いますが・・落語では少し驚く終わらせ方を見つけました。

落語における人情話というのがありまして、そのオチのつけ方がすごいんです。人情話っていうのは、涙を誘うような、別の誰かのために命をささげたりするような粋な話なので、最後の方にはしんみりした空気が漂っています。『これもう笑う雰囲気じゃないよ・・』なんて思って聞いていると、ちょっととぼけた子役が最後に一言、とんでもない勘違いをして、それを笑いに変えるといったことをしています。(しじみ売り

これを聞いた時に うまい! ちゃんと終わらせてる! と、つい嬉しくなってしまいました。

 

僕が感じたことは以上になりますが、いかがだったでしょうか。先週聞いた『死神』のリンクを張っています。最初の5分ほど、マクラだけでも聞いてもらえれば少し良さが分かっていただけるのではないでしょうか。きっと笑っていただけると思います。

 

それではまた、来月にでも!

ポスター発表

先日初めてポスター発表というものを行ったので、久しぶりの更新も兼ねてその感想日記を書いてみます。

 

ポスターにまとめたのはここ6か月ほどの研究内容で、身長ほどのA0のポスター1枚に印刷し、そのポスターの前で2時間待機し先生や下回生の質問に答えるという形式でした。相手が来た時に実際にやったことは、5分ほどで全体の説明をする、10分ほど質問に答える、最後に一言これからの指針についてのアイデアや、今回の研究のご意見をいただく。という形です。まだ若い、研究初めの発表者ばかりで、完全に身内向けのものでした。

 

僕のやった実験は基礎実験に近く、新しく手に入った機械がどの程度動くかという性能をチェックし、その性能チェックの方法やそれに際して必要なデバイス開発といったものでした。なので、最先端の技術をどんどん進め、新しい技術を作っていくというものではありません。

そのため、発表時の最後に言っていただいた言葉の多くは、思っていた良い性能の機械だね。この多くを一人だけでやったのはすごいね。十分な結果だ。といったもので、その時は少し嬉しかったのですが、今思えば、この解析が不十分だ。とか、これからこんなことは言えないはずだ。といったより高いレベルの意見をいただくことはできませんでした。

できればもっと突拍子の無い新しいことに挑戦してみたい。まだまだ知識が足りないのでいままでに行われていた研究や最新技術の勉強をしないといけないですね・・

せっかくまだ時間があるのでちゃんと一生懸命やって、自分の面倒を見て下さっている先生には認められるようになりたいです。

 

ポスター作製において今後気を付けたいことをメモします。

・概要の流れを分かりやすく

概要や、その流れだけが分かりやすければ今回のような身内でのポスターは十分だと思いました。概要説明に必要なパートごとに分けて書いていたのですが、5分の概要説明をするにあたって、見てほしい部分はポスター全体の半分ほどしかなく、それをもっと強調するような書き方をしたり、もっと見やすい形にする。説明時に大事なワ文字を色変えるなどして意識に残るようにする。複数実験をしたならば、それにどういう関連性があるのかが分かればとっても見やすくなると思います。

 

・細かい内容や難しい部分はカットして口頭で説明。

細かい説明を書いていても滞在時間は短いので、ちゃんと見てもらえませんでした。聞かれた時に説明するために、口だけで説明するには難しい解析に使ったグラフやその方法などを、細かく書いていたのですが、その必要はないと思いました。実際、解析のフィッティングに用いたグラフや方法に関しては全く聞かれませんでした。僕の研究で大事な点や精度を求められるところがそこではなかったというのも大事な要因なのでしょうが……オリジナリティがそこにあったので少し残念です 笑

今回の規模では多くて3人程しか相手にしないので細かいことを聞かれたらその場で説明すれば十分かなと思います。

 

 

・図、表は見やすくコンパクトに

実際にポスターの前に立ったときに自分がどんな言葉で研究内容を説明するかを考え、その時に使う図やグラフは分かりやすく説明するワードがそれに入っていて認識しやすいように。ぱっと見ただけでこれは何を表していて、そこから何が言いたいのかを分かるようにする必要があります。

これは例えば縦軸が何を表しているのか、その数字がどのような価値があるのか(大きいのか小さいのか)などを説明時に指さしながら口頭でいうのですが、その時の理解を早めるようなものにしたいです。

自分は開発したデバイスを左から順に並べて専門用語でその説明をしていたのですが、それをぱっと見で理解することは難しく、初めて見る人を意図したものではなかったな。と今になって思います。

 

・図や写真を多く入れる

説明するにあたっての視覚情報は大事です。これがこうなって、このようになったので・・と長々文字で書くのではなく、パッと数字のグラフにしてしまったり、デバイスの写真をのせてあげるとその雰囲気が分かるので口頭説明で補足してあげるだけでその使い方が簡単に分かります。あと、文字ばっかりのポスターよりも図などが多い方が、絵本みたいにとっつきやすいかなぁ。と思います。

 

大雑把に以上になりますが、一言でいうと初めて見る人にとってカオスなものとならないものというのを全体を通して意識すればいいと思います。初めて見る人は本当に何がなんだか分からない状態からのスタートですからね。

個人的に余白が多いのがすっきりしていて好きだったり、色のコントラストが強いのは目がちらついて嫌いなど、細かくは色々ありますが、好きなようにレイアウトする作業は自分の色が出るので楽しかったです♪

 

もうひとつ、本番の直前に普段使いの手帳にカンぺを書いて持って行きましたが、1度だけ使えました。デバイスの性能や、それに用いられているものの説明や正式名称などを書きこんでおけば安心して質疑応答に挑めますよ。説明するときにちょっとしたことをその場で書くこともできますし。

 

それではまた!

今年の抱負

あけましておめでとうございます。

実家に1週間も滞在していたので正月気分がいまだに抜けません。研究室で文字を読んでも頭の中に入っていかない・・早く戻さないと卒業論文が間に合わないことになってしまうので頑張ります。

 

早速ですが、今年の抱負を書いていきます。

『去年は感性を磨く、若くある』ということを目指していてそこそこ良い感じに達成できました。ものの見方を教えてもらったり、多くの感情を経験したりと、その大部分は彼女の影響もあってのことなのでとても感謝しています。

去年に比べて、今年は特にこれといって大きな決意があるわけではありません。なので目的を探しながらやっていくことになるのでしょうが、今ふと思いついたことをとりあえずの抱負にします。

 

年上としての行動をすること

今年は研究室に後輩が入ってきます。普段は年下に対して友達のような感覚で接することが多いのですが、今回は若い子と初めて会うことになるので普段とはちょっと変えて先輩として強気に接してみたいと思います(ちゃんと優しさや思いやりを忘れ無いようにしながら)。

 

主導権を持って動けるようになること

去年に引き続きイベントスタッフのリーダーをします。去年は右も左も分からず、皆に支えられ、特にリーダーらしいこともできませんでした。しいて何か頑張ったといえば周りの方に気を配って気持ちよくお仕事をしてもらうということくらいでした。

今年は会議の進行も自分の仕事になるので、場の空気を読んで、時間との兼ね合い、会議をどこまで発散させてどこで収束させるか、というのを意識しながらやっていきたいです。

 

自分らしいソロのショー30分を作ること

ショーを出せる機会がないかもしれませんが、大学に入ってから続けてきたものを1つの形にするという意味で頑張りたいと思います。できれば時間をつなぐことや難しい技をするのに躍起になるのではなく、自分のキャラクターを持って、お客さんを見ながらできるようになりたいです。終わった時にお客さんに、自分のやっていることに興味を持ってもらえるのがとりあえずの目標です。

 

視力回復と筋トレ

昔から目が悪かったので、今年の内にできる限りのことをやってみようと思います。サプリメントに頼るつもりはありませんが、とりあえずは目を意識して動かすというのを今月いっぱいは頑張ってみようと思います。

あとは、足の筋トレです。毎日自転車で坂を上っているのですが、足が太くなりませんでした。筋肉はかなりついているので脂肪をつけるのも大事なのでしょうね・・

去年家の中で体を動かす練習をしていたら、なんとなく自由に、なめらかに動くようになってきました。今年は自分の体の軸(主に下半身)を鍛えて表現の幅を広くしたいと思います。

あと、無意識にする動きが同じものになってきたので、また動画を見て新しい動きを取り入れていきます。

 

海外に行くこと

最近まであまり興味がなかったのですが、海外経験を持っている方はいい意味で常識はずれな感覚を持っているように思うので、今年は少なくとも1週間、海外に行きます。

 

時間のある学生のうちにやっていきたいこと、書き出してみると思った以上にいっぱいありました。以上が今年の抱負です。

今年も一年間よろしくお願いします!